風光る(23)/渡辺多恵子

amazon.co.jp21巻からの表紙のテーマは、やっぱり「セイを守る総司」ですかね?

総司をかばって大怪我をしたセイですが、一時危なくなりながらも回復していきます。死にそうなセイを見て、新選組に戻したくないと考える松本法眼と総司。でも、セイ自身の望みと、セイにそばにいてほしいという総司の思いから、傷が癒えたらセイは新選組に戻ることに。
こんなに総司に愛されているのに、今度は逆にセイがそのことに全然気づかないんです。まあ、今までが今までですからね。

一方、新選組のほうでは、伊東甲子太郎の陰謀が、土方たちにはっきりと意識されてきます。
伊東は“出張”先で長州人に近藤勇の情報を流し襲わせますが、失敗。それどころか、逆に近藤に命を救われ、器の大きさを感じ取り、慎重に行動することを考えます。
近藤は近藤で、伊東の冷静さと判断力が新選組に必要だと考え、「斬る」と言う土方に賛成できません。
近藤の「天然タラシ」っぷりがいいです。見た目は全然好みじゃないけど、こういうのを男前!というんでしょうね。伊東を助けたシーンなど、カッコよすぎ。

セイは復帰後、まだ完全復帰は難しいとの近藤らの判断から、近藤の小姓として雑務担当になります。こういう仕事のほうが、セイの本領が発揮できそう。
それにしても、伊東がセイの正体(女子だということ)に気づかないのは、ちょっと不自然に思えてきました。松本法眼の「体が女性化していく病」だという嘘も、博学の伊東なら「おかしい」と思いそうな……。医学には弱いんですかね?

欄外の「風光る いろはかるた」に「意図的に月代隠すカット割り」というのがありました。ホントだ〜〜〜! 今まで気にしたことありませんでしたが、言われてみれば、たしかに。すごいな〜。っていうか、ここまで読んできて気づかない自分がアホかも。

ところで、松本法眼が現実の誰かにすごく似ている気がするんですけど、誰だか思い出せなくて気持ち悪いです。身近な知り合いか、それともテレビなどで見た人か……。


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